映画「ファーゴ」
「ファーゴ」、というアメリカ映画を見ました。
たまたま録画してあったもの。
ミュージカル映画を観ようか、オードリーヘプバーンの映画にしようか、「グランブルー」にしようか迷った末に、今の気分でこれに決めた。
20代のときに映画をたくさん観ていたので「ファーゴ」も観たことがあるのだけど、内容はほとんど覚えていない。雪景色と人が殺される映画だったなぁってくらい。
雪の深い町で、義父から身代金を得るために妻の偽装誘拐を企てる。
実行犯と捜査する警察官の視点も入る。シリアスではなく、登場人物が庶民的というか人間味があり、気軽に(多分多くのアメリカ人には)身近な感じで話が進んで行く。
あれよあれよという間に計画が狂い、人を巻き込み死なせてしまい、取り返しがつかなくなっていく。
「カッとして、一時の感情に任せて、感覚が麻痺して」の悪循環。
さすがに犯罪を企てたりはしないけれど、こういうことって身近にあるだろうなぁ。
人に乗せられて、取り返しがつかなくなって。
自分はもうそういうことはあまりないだろうけど、子どもは今後心配だなぁという視点で観てしまった。
映画とはちょっとかけ離れているけれど、
大事にならないうちに、芽が小さいうちによくない兆候に気付いて摘み取る。
嫌な感情が増幅しないように自分をコントロールする。
冷静で客観的な視点を持つ。
こういうのって本当に大事。
でも大変な思いをしたことがなく、大事にならないうちに解決したり、手が差しのべられたりしてしまうばかりではどうなんだろう?
大変なことや、負の感情は増幅するという実感が持てるのだろうか?危険ラインを自分で察知できるのだろうか?
反抗期、思春期にそういうことを考えるかな?
上手いことみなほどほどを経験でき、気付いたらコントロール不能になっていた、なんてことにならなければいいですけどね。
フィクションや体験談での擬似体験も大事なのかなー?と思いました。