生活IROIRO

私なりによりよい生活を目指していく上での日々の記録です。将来の我が子へ。

異常な世の中

寝る前に、子どもが、「大きな地震っていつあったの?」と聞いてきた。

 

東日本大震災のことかなー?と。

10年ちょっと前だよ、と。

そして、その時の様子、私は何をしていたか、どうやって家に帰ったか、家はどうだったか、翌日からはどうしたか、などを話した。

停電で信号が止まっていて真っ暗な中、車がビュンビュン飛ばしているのを横目にみながら、職場から30分くらいかけて自転車で家に帰った。自分の中でそれが一番印象に残っている光景。

まだあれから10年ちょっとしか経っていないなんて。

 

あれは確かにものすごい天災で、私の住んでいたところや職場ではしばらく計画停電が行われ、電車も一週間動かなかった。

その話を、さも物凄いできごとかのように聞く娘。

 

これ以上の異常事態は今後そうそうないだろうなと当時は思った。あったとしたら、やっぱり地震で、だろうな、と。

 

でも。話していて気づいた。

震災後、スーパーの棚がガラガラになって、水やパンやカップ麺が消えたけど、食べられるものは他にいろいろあった。

学校も会社も交通もレジャーも。元通りになった。

 

娘が生きている今のほうがよっぽど異常な状況だ。

一年半以上も学校に安心していけない。運動会や学芸会や、行事や交流がまともにできない。友だちと好きなように遊べない。

毎日マスクをしなきゃいけない。そのマスクも手に入らない。

自由に行動できない。外国へ行くのはもちろん、県外移動はだめ、室内レジャーはなし、飲食店はアルコールなしの20時まで。出歩けるのは買い物くらい。

しかも世界中で。

オリンピックも全く興味が湧かず、観なかった。

 

歴史上、疫病が流行ったことはあっても、まさか現代の自分の身に降りかかろうとは、自分のこれまですごしてきた日々からは考えも及ばなかった。

 

運動会、めんどくさいな~。

合唱コンクールもマラソン大会もなくなればいいのに。

どうあがいてもムリだと思っていたそんなことがあっという間に実現した。

すごいな。

 

小一子どもはコロナ以前の日常をほとんど覚えていない。

中学生、高校生とかはどうなのか?

最初はいろいろ煩わしくなくてラッキーだと思っていた子も、さすがに将来を考えて不安になったりするのだろうか。

 

なんか、本当に、今異常な世の中を生きているんだなぁ、と、震災を思い出してて気づいてしまいました。

 

と、書いたら。

今長く揺れる大きな地震があった。

びっくり!!