子どもが学校で育てていたミニトマト。
夏休み前に家に持って帰ってきて、そのままうちの玄関前にある。
家で20個くらいかな?収穫して、もう一ヶ月くらい前に、実がつかなくなってしまった。
花は今でも咲く。
娘は学校にあるときからこまめに水をやり、話しかけていたらしい。
家に持って帰ってからもちゃんと水やりをしている。(私がやることが多いけど)
持って帰ってきた時点で大きかったけど、今はホントに巨大で、150センチくらいある。
倒れてしまうので鉢を自立させることはできず、壁によりかけている。
私は「もう実はつかないし、水あげなくてもいいんじゃない?」と何度も言ってしまうけれど、娘は最後まで見届けたいらしい。
水をやり、枯れてしまったいらない枝を取り除いてちゃんと世話をしている。
(頼まれて私がやっていることが多いけど)
そのおかげか先のほうについている蕾は未だにたくさん小さな花が開く。
なんだか、頑張って生きてるおばあちゃんみたいだな。
人生もこんな感じなのかなぁと思ってしまった。
歳をとっても諦めずに手を掛けてメンテナンスをする。
新しい栄養をとったりはしなくても、ある程度きちんとした生活を維持する。
いらなくなった部分はきちんと処理する。
すると、いつまでも小さくてかわいい花を咲かせることができる。
長くなりすぎて自分では立てないけれど、先のほうはいきいきと、緑の葉っぱに小さな蕾がついている。
そんなおばあちゃんっていいな。
シーズン後のミニトマトを引き続き世話していて、生き物の底力を感じました。
実がならなくなってからもミニトマトを気に掛け、気づきをくれた娘ちゃん、ありがとう。
子どものやるムダっぽいことが実はとても面白かった、という出来事です。