ヨシタケシンスケ さん
今週のお題「最近おもしろかった本」
「あるかしら書店」
本屋にいっぱい平積みしてあって、子どもがほしいと言って買ったのだけど、新刊ではなかったのですね。2017年発行だ。
ヨシタケシンスケさんの本は視点が面白くって、子どもでも大人でもいける。
本の装丁はマットで色のトーンも落ち着いていてステキ。
このかたの本、ちっちゃい子が楽しめる本は選ばないといけないけれど、ちっちゃい子向けの本は大人が読んでも楽しい。
「あるかしら書店」を小2の子どもが立ち読みしているのを眺めて最初に思ったのは、
「漢字が普通に使ってあって、ふりがながないわ。内容どれだけわかってるんだろ?」
でも、きちんと内容をつかめている。
絵がおとぼけ、シンプル、かわいらしいのと、
「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、
たいてい「ありますよ!」と言って
奥から出してきてくれます。
の前提がちゃんと伝わっているからかな。
アイディア、想像、妄想、
それらを細かく丁寧にイラストにし、わかりやすくユーモアを交えて説明している。
こうやって1のことを100まで膨らませていくんだなぁと、大人にとっても豊かな想像力を維持する上での大きなヒントになります。
半年に一度くらい、本棚から取り出して読みたくなる作者です。